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ライターコーディネーターという仕事~その2~

2006年5月の会社設立以来、約11年で500余りの法人・個人、件数にして約3000件の文筆業務に対して、約200人のフリーライターをコーディネートして来ました。企業としては決して大きな数字ではありませんが、ほとんどは私、北村が一人でコーディネートしたと言えば、少し胸を張れる数字ではないかと考えます。

大半は、企業の情報発信ツールを制作している会社からの依頼ですが、一般企業や個人からの仕事依頼も最近は増えて来ています。依頼される方の多くは、ネットで弊社ホームページを見つけて、電話やメールで問い合わせして来る、または弊社とすでに取引きをしていただいているクライアント様からのご紹介です。
ですから弊社自ら電話で売り込んだり、アポなし飛び込み営業をしたりした経験はありません。私が言うところの営業とは、仕事の相談に来た企業や個人に対して耳を傾け、弊社で対応可能なら、仕事として請け負えるように話をまとめることです。

以前は、クライアント第一主義でやっていました。無茶な注文にも耳を傾け、ライターに無理を頼んだこともありました。会社を維持できてるのは、クライアント様からの費用があってこそのこと。ひいてはライターの報酬にもなる訳ですから、クライアント様様です。

年に何度か、弊社の存在を無視するような対応を新規のクライアントから強いられることがあります。相談に耳を傾けている段階で、「この相手とは仕事をしないほうがいい」と直感的に思うことがありますが、費用的に、物理的に、倫理的に、(弊社の)能力的に受注不可という明確な理由を示すことができない限り、仕事を断ることはできません。

ライターを手配したものの、あまりにも高圧的な態度をとられたり、仕事内容が二転三転してライターの手間が大幅に増加したりするものに対しては、費用や仕事内容の交渉をして、ライターにとっても、弊社にとって不利にならないよう努めます。
「ライトスタッフはライターにとても良心的」という声をライターから、クライアントから、そして取引きのない第三者から聞くようになって、クライアント同様にライターにも喜ばれる存在になろうと一層強く思うようになりました。

弊社がライターにとって喜ばれる存在になっている(おこがましいですが)理由の一番は、私自身がライターをしていた経験があるということです。それから、頻繁にライターと会ってコミュニケーションしていることも大きいと思います。

毎年年度末は、いろいろな相談が来て、うれしくもありますが、ややこしく面倒くさそうな相談も少なくありません。クライアントに最適なライターを手配して満足してもらえる原稿を納品し、同時にライターには条件的にも仕事の段取り的にも満足してもらい、かつ弊社にもそこそこの利益があるときは、「いい仕事ができた」「この仕事をしていて良かった」とそんな感情が心底湧いて来ます。

弊社のようなライターコーディネートというサービスは、私が知る限り、どこにも存在しません。日本で唯一のライターコーディネーターとして、まだまだ発展途上ですが、弊社ライトスタッフの経営理念である「ライターのニーズを社会一般に求め創造し、職業としてのライターの認知を高める。それによって情報伝達を円滑にし、社会をより豊かにする」の実現に一歩でも近づけるよう、これからも試行錯誤していきたいと思います。

関連ブログ「ライターコーディネーターという仕事~その1~」
https://www.writer.co.jp/ライターコーディネーターという仕事 その1/

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