待ちに待った47歳
私事ですが、2017年10月30日のきょう47歳の誕生日を迎えました。
35歳頃から誕生日を迎え、一つ歳を取ることに抵抗がありましたが、40歳を過ぎた頃から、今度は逆に早く47歳になりたいと思うようになりました。それには理由があります。
父、祖母、伯母の三人は、共に46歳でこの世を去りました。父は心筋梗塞、祖母はくも膜下出血、伯母は子宮ガンが死因です。なので、私も46歳で亡くなる可能性がある。46歳に近づくにつれ、そのことを意識するようになりました。46歳こそ私の本厄であると勝手に決めつけるようになりました。
40歳を過ぎた辺りから、疲れがなかなか取れなくなり、ここ数年疲労感がひどく、思うように動けず、昨年末からそれが顕著になりました。かと言って病院に行って診察、精密検査をしても、とくに悪いところは見つからず、複雑な日々を過ごしました。年明け、地元奈良県では有名な占い師(60代くらいの女性)のところへ行き、いろいろと見てもらいました。
体はいたって健康で、何の心配はないと言われました。その後、4月に受診した人間ドックでも何の問題もありませんでした。体調不良の原因は、私の神経質な性格が大きく影響しているらしく、年齢を重ねるごとにその度合いが増しているとのこと。それにプライドが高すぎる。だから結婚できない。いまは海外旅行でもして羽を伸ばし、溺れるくらい女遊びをしたほうがいい(あなたは女遊びで身を滅ぼさない)、やる気が出ないのなら仕事はしなくていい、いずれしたくなるから。お金のことは心配するな、経営は安定する(ホンマかいな)。
そのアドバイスを真に受けたつもりはなかったのですが、海外旅行に行ったり、ネオン街に繰り出したり、高価な買い物をしたり、6月初めから9月いっぱいまで4ヶ月間、実質仕事を休んで遊興に明け暮れました。結果的に、占い師のアドバイスをバカ正直に実行したカタチになります。かなり浪費しました、かなり仕事を断りました。お金のことを考えると冷汗が出て来ますが、そんなことも言っていられないくらい当時は精神的に病んでいました。4ヵ月遊興したおかげで疲労感はかなり抜け、仕事への意欲も湧いて来ました。
46歳は死とは無縁でしたが、私なりに七転八倒の一年でした。しかし命を奪われることなく、無事に47歳を迎えることができました。47歳になったいま、自分はなんて運がいいんだろうと思えます。人生は楽しまなきゃ損だと思えるようにもなりました。
あと何年生きられるか分かりませんが、46歳の若さでこの世を去った父、祖母、伯母の分まで人生を楽しもうと思えます。47歳の誕生日を迎えられたことに大変感謝しています。