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ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

顧問ライターの時代

今年はまだ5ヵ月あり、振り返るのは早すぎますが、2018年はスポーツ業界のリーダーおよび指導者たちの不祥事がどんどん暴かれた一年だったと語り継がれるのではないでしょうか。ひと昔前に通用していたことが、今は通用しなくなったと言われて久しいですが、旧態依然とした活動、言動はスポーツ業界だけでなく、多かれ少なかれ、今もどの業界にもまん延していることは想像がつきます。

SNSをはじめとした個人メディアの発達で、個人が容易に社会に対し情報発信できる今、これからも益々内部告発が増え、インターネットが無かった時代には明るみに出なかった何気ない行動や言動がどんどん世間にさらされていきます。
社会的地位が高ければ高いほど、不用意なことをしたとき槍玉に挙げられます。起こしてしまったことを無かったことにはできませんが、その対応、発言で事態は最小限にとどめることができます。人の上に立つ人物は、これまで以上に自分の行動に責任を持って、自分の言動が周囲や社会にどんな影響を与え、自分および自分が所属する組織が世間の人々からどんなイメージを持たれるのか常に意識しなければなりません。

ライターに客観的な意見をもらう

私は、企業や個人のニーズに対して、最適なライターの選定から管理、完成原稿納品までを責任を持って提供するライターコーディネーターです。私は、ライターが組織のリーダーの発言や組織の公式文書のアドバザーになればと考えます。

プロのライターは、各媒体の読者層に合わせて、興味を持って読んでもらうための執筆を心がけています。読者や世間一般の人々の関心や、記事を読んだときの反応を常に意識できる、これがライターという職業の特性の一つです。飛躍し過ぎかも知れませんが、人の上に立つ政治家や経営者、各業界のリーダーたちは、ライターをブレーンに持つべきだと考えます。私も、大事な情報発信や人前でのスピーチをしなければならないとき、親しいライターさんに客観的な意見や助言を仰ぎます。目から鱗が落ちるようなこともたびたびです。

オバマ前アメリカ大統領は、国民のイメージアップを図るために、スピーチライターやカメラ映りや立ち居振る舞いなどを指導する専門家がいました。程度の差こそあれ、そういったブレーンは歴代のアメリカ大統領にいたと推測します。アメリカ映画では、プロスポーツ選手のエージェントが、選手の発言や寄付するタイミングを演出しているシーンが描かれています。
日本にもそんな時代がすぐにやって来ます。もうすでにそんなブレーンを抱えているリーダーもいることでしょう。

人は盲目です。大変優秀と言われる人でさえ、自分の言動がどう影響するか分かっていないことがよくあります。客観的に捉えてアドバイスしてくれる、時にはシナリオを書いてくれる人の存在が大事です。その人材にライターはうってつけだと私は考えます。

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