ライターのSEO
最近では、フリーライターもSNSやブログ、ホームページなどのオウンドメディアを通じて仕事の依頼を受けたという話をよく耳にします。
弊社のサービスも、ライターを探している制作会社や企業が弊社サイトにアクセスしてもらわなければ仕事として成立しません。いまでは多くの得意客ができましたが、その得意客ももとはと言えば弊社サイトにアクセスしてくれた人たちであり、あるいは弊社サイトにアクセスしてくれた人の紹介による人たちなので、サイトなしに弊社のライターコーディネートサービスはあり得ません。
グーグルで「ライター」と検索すると火をつけるライターと、文筆家のライターの多種多様な情報が出て来ます。あまりにも漠然とし過ぎているため、「ライター」と実際に検索する人はほとんどいないのが現実です。これが「大阪 ライター」や「関西 ライター」になれば、ある特定の地域で文筆家のほうのライターを探している、あるいはライター自身が特定の地域で求人を探していると、検索エンジンが判断し、ライターの求人、ライターの学校、フリーライターのブログや個人サイト、編集プロダクションや制作会社のサイトの情報がほとんどを占め、火をつけるライターの情報は一気に減ります。
ちなみに、「大阪 ライター」では弊社サイト「関西ライターミナル」が4ページ目、弊社コーポレートサイトが7ページ目。「関西 ライター」では、ウキペディアで関西ライター名鑑(弊社サービスの以前の名称)が1ページ目、関西ライターミナルが2ページ目、その他、10ページ目までに弊社の関連情報が多数表示されます。「ライター 手配」「ライター コーディネート」と検索すれば、ともに1ぺージ目に表示されます(※いずれも2017年11月9日現在)。
しかし、いくら上位表示されたとしても取材や文筆の依頼に結びつかないと何の意味もありません。上記した「ライター 手配」「ライター コーディネート」、この組み合わせで検索する人はとても少なく、上位表示されても“いまのところ”あまり意味がありません。
「ライターを(第三者に)手配してもらう」「ライターを(第三者に)コーディネートしてもらう」という発想が世間には“いまのところ”ないからです。
グーグルなどの検索エンジンは、検索する人の心理に寄り添い見据え、検索する人の欲しい、有益な情報を1ページ目から優先順位をつけて表示するのが使命です。上位表示されることは、そのワードで検索する人にとって、それだけ有益な情報の証です。
以前はキーワードさえ盛り込めば、たとえば「大阪 ライター」であれば、「大阪」「ライター」のキーワードをできるだけ多く盛り込めば、上位表示できると言われましたが、それは過去の話です。いまでは検索する人の心理に寄り添い、検索する人の欲しい、有益な情報があるかどうかを検索エンジンが判断しているので、ターゲットを細かく想定して、そのターゲットの求めるべき情報を編集していく必要性が出てきました。
手前味噌ではありますが、弊社コーポレートサイトには日々多くの人たちのアクセスがありますが、アクセス数に比べて、問い合わせの数が少ないのが目下の悩みです。これはどういうことを意味するのか? 検索エンジンには、検索者にとって有益なサイトと判断されてはいるのですが、実際にアクセスした人にとって、何らかの理由で問い合わせがしぬくいページになっていることを意味します。ページ構成なのか、切り口なのか、ある特定の情報が不足しているのか、それはいま分かりませんが、トライアンドエラーの繰り返しで問い合わせ、そして売上げに結びつけていくことが望まれます。
ライターに限らず、一方的で、自分の都合ばかりを謳った内容、コンプライアンスや倫理観を無視した内容のオウンドメディアは、上位表示されないばかりではなく、せっかくアクセスされたとしても閲覧者に悪い印象を残すばかりで百害あって一利なしなのです。