悠浦あやと
先月、以前に書いたブログ「OSK日本歌劇団と私」を読んで少女歌劇に詳しいだろうとでも思われたのでしょうか、宝塚歌劇団の記事を書いてほしいと有名なITメディア企業から会社宛てにライター手配の依頼ではなく、私個人宛てに執筆依頼が来ました。とても喜ばしく有難い話なのですが、私はOSKのことは多少分かるものの、宝塚のことはほとんど分かりません。それに私自身、現在ライターとしての活動はしておらず、ライターを手配するコーディネーターが本業ですので、宝塚への取材経験が豊富なライターを手配するという本来の業務で対応させてもらいました。その記事は、現在ウェブ上にアップされていますが、前回のブログ「当社が仕事実績を公開しない理由」でも書いたように、仕事実績は公開しないというのが弊社の信条ですので、例にもれず今回の記事の紹介も控えさせていただきます。
OSKの舞台を観て衝撃を受けたのが2014年6月。『カルディアの鷹』という中世ヨーロッパを舞台にした作品で、男役トップスターの高世麻央が演じる王子の弟役が、今回のタイトルにある悠浦(ゆうら)あやと、その人でした。抜群のスタイルとルックスで、「この世にこんな美しく、勇ましい風貌の人類がいたのか!?」と感銘を受けました。それ以来、大阪で上演される悠浦あやとが出演する舞台はすべて観ています。OSKのファンクラブにあたる「桜の会」にもすぐ入会しました。
ファンクラブの交流イベントで、悠浦さんとは二度ほど、ご挨拶程度ですがお話をさせてもらいました。一度目は2015年の暮れで、二度目は2017年の暮れです。一度目は、緊張と感激で目を合わすことすらできませんでした。二度目は、積極的にしゃべろうとしたのですが、空回りしました。私のことなど覚えていないと思いますが、もし覚えてくれていたとしたら、けったいな人だと思われているに違いありません(苦笑)。
舞台では、中性的な魅力ある、まるで少女マンガに出て来るような、女性にとっての理想像の男性と呼ぶにふさわしい風貌。そして舞台を降りた悠浦さんは、まるでバレリーナのように細くしなやかで、小顔で手足の長いシルエットは芸術的なほど美しく、こんな女性的魅力ある人はいないと思えるほど。そのギャップも魅力の一つです。
もちろんスタイルやルックスだけでなく、歌もダンスも演技も超一流。もっともっと多くの人々に悠浦さんの存在を知ってもらおうと、二言目には悠浦さんの話題を出し、自分なりに悠浦さんの広報活動をしています(笑)。
毎年晩春に大阪松竹座で「春のおどり」、初夏に新橋演舞場で「夏のおどり」というレビューが開催され、多くの劇団員の方々が出演します。今年は、トップスター高世麻央の退団公演でもあるため、いつもの年以上に盛り上がると期待をして「春のおどり」のチケットを購入しました。その翌日に、「悠浦あやと『春のおどり』『夏のおどり』体調不良のため休演」の文字が公式サイトに踊りました。
正直、悠浦あやと目的でチケットを買ったので、悠浦さんが出演しない舞台は、私には何の興味も持てません。チケットの払い戻しができるか確認をしましたが、当然できませんでした。
興味ある人にチケットを譲ろうかとも考えました。しかし、そんなことをすれば、OSKに憧れ入団し、事あるごとにOSKの劇団員であることを誇りに思うと語ってる悠浦さんにとても失礼だと気づきました。
詳細を知りたく、OSKに電話で問い合わせをしてみましたが、悠浦さんは現在体調不良で復帰の目途は立たない。復帰の際は、公式サイトを通じて発表するとしか情報は得られませんでした。もちろん劇団として、それ以上の情報は出せないだろうと理解しつつも、悠浦さんの情報を何か得たいがために不躾な問い合わせをしてしまいました。
悠浦さんの体調がとても心配です。今の私にできることは、ファンとしてOSKの公演に足を運び、悠浦さんが元気に復帰できる日を祈りながら待つことだけです。
今は、焦らずゆっくり体調を整えてください!!