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ライターあるある【手がけた記事を数年後に読んでへこむ件】

≪ライター向け記事≫

2021年が始まりました。コロナ禍で1年先、半年先、数ヶ月先がまったく見えない五里霧中の状態になって一年が経ちます。前回のブログで「風の時代」の到来について記しました。あるYouTube動画で、「風の時代は計画を立てることなく感覚で動くのが賢明」と提唱している方がいました。それだけ先が読めない時代に突入したということでしょう。自分の感性に従って行動することを推奨されるのは、感覚人間の私にとってうれしい限りです。


ニュースキャスターの辛坊治郎さんが移動中の機内から撮影した富士山。自身のツイッターで「ご自由にお使いください!」とあったので有難く拝借

ただライターは感性だけで記事を書くと、発注者(依頼者)や読者のニーズを無視してしまうことになり兼ねないので、そこはきっちり押えたうえで感性に従えば、良い意味で発注者と読者の期待を裏切る記事を書けるかも知れません。

知識量によって記事はまったく違うものになる

多かれ少なかれ、大なり小なり、ライターの方なら自身が以前に執筆した記事を久しぶりに読み返してへこんだ経験があると思います。駆け出しの頃の記事ならば、表現や構成が拙いと恥ずかしくなるでしょう。また付け焼き刃的に得た知識で、取材執筆した記事なら内容が浅い、本質が分かっていないと当時の自分に嫌悪感を抱いてしまうかも知れません。

私もウェブ上にある記事で後者のような記事が二つあります。一つは竹内志朗さんという舞台装置家のインタビュー記事と、もう一つは大峯山の山伏修行の体験レポートです。竹内さんとはそのインタビュー取材がきっかけで親しくしていただき、舞台などお仕事の話やご自身のことをいろいろと聞かせていただきました。今では舞台装置家竹内志朗の人生観をよく知っているつもりでいるので、当時の記事を読み返すと、竹内さんの仕事や仕事に対する考え方を理解していないと自己嫌悪に陥ります。

大峯山山伏修行の体験レポートに関しては、この記事がきっかで修験道の聖地としての大峯山に興味を持ち、自分なりにいろいろと調べました。知識が増えた状態で当時の記事を読み返すと、霊峰「山上ヶ岳(大峯山)」や山伏修行をされている方々(行者)へのリスペクトが足りないと、こちらも自己嫌悪に陥るのです。

知識があればあるほど筆者としてふさわしい??

手がけた記事を数年後に読んでへこむ件ですが、それは発注者や読者に対して悪いことなのでしょうか? 

私は、必ずしもそうとは思いません。知識が乏しいため誤った情報を記載したなら、それはプロとして失格ですが、先述した私の2記事に関して言えば、筆者である私の勝手な思い込みであるとも言えます。発注者のニーズ、読者視点を考慮して読み返してみると過不足なく情報は伝えらえており、とくに問題はないと考えます。現在の知識量、そこから来る自身の考え(捉え方)で書いたなら、発注者・読者のニーズを遥かに超えた主観的かつ傲慢な記事になるような気がします。

執筆の対象のことをよく知り過ぎている、好き過ぎるために客観的な記事を書けないというケースもよく起こりがちです。もちろん知識があり過ぎる、好き過ぎることが執筆するにあたり必ずしも悪いとは言いません。逸る気持ちを抑え、冷静になって取材・執筆をできるのであれば知識があり過ぎる、好き過ぎることは大きな武器になります。感情を抑えられることはライターにとって必須条件かも知れません。そういう意味でライターの仕事はとても奥深く、人として成長できる側面を持つすばらしい職業だと思います。

【関連ブログ】
風の時代で変わる!? ライターの仕事
https://www.writer.co.jp/kazenojidai/

【関連記事】
理想の舞台装置を追求し続ける、1933年生まれの舞台装置家
https://www.mebic.com/creators-file/1287.html

「女人禁制」山修行で生まれる感謝の念 性別格差撤廃の風潮でも廃れない理由
https://maidonanews.jp/article/12554967

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