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ライターと依頼主の最適なマッチング、それがコンテンツを特別なものにする鍵です。案件特性を考慮の上、最も相応しいライターを選抜・手配し、納品までワンストップでお手伝いします。

依頼者がライターに期待する本当のこと

依頼者(編集者、ディレクターなど)がライターに求めるのは「いい原稿」というよりも、依頼者とライターとが二人三脚で「いい原稿」を作るための二人の関係性、すなわち相性だと考えます。実績と資質を兼ね備えるライターであったとしても、依頼者が仕事のやりにくさを感じたなら、前向きなやり取りが十分できず、結果「いい原稿=依頼者の求めている原稿」になりません。たとえ「いい原稿」になったとしてもストレスを大きく感じるなら、そのライターへの依頼頻度が減ることはあっても増えることはありません。

私はこれまでにも、原稿の出来だけでなく依頼者といい雰囲気でやり取りすることの重要性を述べてきました。依頼者のライターに対する「声なきニーズ」というものがあります。「時間厳守」「正しい日本語表現」「自由な発想」「ソフトな表現」「一緒に原稿作成するという一体感」これらは依頼者とやり取りしながらライターが気づき、留意するものです。これらをいち早くキャッチして依頼者が好むだろうライター像になってやり取りするスタンスで臨むほうが、「いい原稿」を書くというスタンスで臨むより、格段に喜ばれ好まれます。

もちろん「いい原稿」を完成させることが前提条件になります。「このライターさんとは相性が良く、楽しく建設的にやり取りできる」と依頼者に思ってもらえれば、特別いい出来の原稿でなくても大丈夫です。これは弊社ライトスタッフ、ライターソムリエ北村守康の独自の視点で、そんな発想をする人(会社)は他にいないかも知れません。もちろん「いい原稿さえ書いてくれれば、多少の無礼は目をつむる」そんな依頼者もいると思いますが少数派です。それがその依頼者の要望なので、その場合はとにかく原稿作成に注力することが求められます。

依頼者はできるだけライター費用を抑えたい

経営学者ドラッガーの名著『マネジメント』にある「企業経営の目的は顧客を創造すること」はあまりにも有名です。利潤追求と言いたいところを、顧客の創造という大きな視点でとらえるところは、決してきれいごとではなく本質を突いていると思います。顧客とは何らかの課題を抱えている人たちで、その課題を対価と引き換えに解決するのがプロフェッショナルの仕事であり、社会への貢献でもあります。

ドラッガーに倣うと、「ライター活動の目的は、顧客を創造すること」になります。顧客とは、すなわちライターに取材・執筆を依頼する出版社の編集者であったり、広告制作会社のディレクターであったり、弊社のように仲介会社であったりします。これら依頼者を1人(社)でも増やすためには、高品質の原稿を納品することも大事ですが、さらに大きな視点でとらえると、依頼者が「またこのライターに依頼したい」気持ちを醸成させること、すなわち依頼者との相性が大事だと私が考えるようになったのは、ドラッガーのこの言葉にインスピレーションを受けてのことです。

依頼者にとって仕事がしやすく、指示した通りの原稿を提出してくれるライターならばまた依頼したいと思うのが人情というものです。しかし、そんな指示通りの原稿を上げてくれるライターが費用交渉に積極的で、依頼者が想定する費用を大きく超える取り引きが続いたら、どうでしょう? 仕事である以上、会社は利益を追求するのでこれは困ります。会社にとってはライター費用が少なければ少ないほど有難いのです。

真っ当な依頼者は、それ相応のライター費用を考慮しています。相性のいいライターには積極的に仕事を依頼したいのですが、想定を上回る費用を提示されたら依頼しにくくなるのが会社経営というものです。身も蓋もありませんが、依頼者は仕事の相性以上に「自社を儲けさせてくれるライター」を好むは当然のことです。

一人勝ちするような費用交渉はNG

依頼者がクライアント企業から(手配したライターが書いた)コピーライティングを絶賛されたとします。業務的には成功ですが、ライターの費用が大きくなり儲けがあまり無ければ経営的には失敗です。もうそのライターに依頼しないかも知れません。良い仕事をしたのにも関わらずです。一見矛盾しているように思いますが、ライターは依頼者を喜ばせて初めていい仕事をしたことになります。

決して「費用交渉はご法度」と言うつもりはありません。仕事内容と費用があまりにも釣り合っていない場合は、はっきり伝え、場合によっては断るのもいいと思います。もう少しプラスアルファしてほしいときは、相手(依頼者)に相談するのはまったく問題ないです。大事なのは相手の反応を見ることです。すんなり応じてくれる場合はOKですが、「費用がないんです」「それ厳しいです」「それって高くないですか?」こんなセリフが出たら、相手は拒否反応を示しています。

もちろんそれを押し切って費用交渉してもいいですが、依頼者にとっては会社の利益を減らされたライターとして苦手意識、嫌なイメージを持つかも知れません。ここで大事なのがWINWINを意識して着地させることです。自分(ライター)が一人勝ちするような費用交渉は避けるべきです。最悪クライアント(依頼者)を失うことになります。

費用の交渉の仕方としては、一方的に主張するのではなく、依頼者の事情や心情を十分にくみ取ったうえで交渉すること。思い通りに費用交渉できラッキーだと思っても、長い目で見たら大きな損失になるかも知れません。

依頼者も利益的に満足しているか? 不満を持っていないか? その配慮があるかないかで依頼者との関係性は大きく変わってきます。

【関連ブログ】
依頼したいライター、依頼したくないライター
https://www.writer.co.jp/shitaishitakunai/

ライターは執筆テーマより読者より、まず依頼者を知れ
https://www.writer.co.jp/iraishawoshiru/

 

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