プレスリリースの作成方法
プレスリリースはメディアに自社の新たな活動を伝え、ニュース価値があれば報道してもらえる、そんな役割を果たす資料のことですが、そのことを理解せずに自社をメディアで宣伝してもらおうと誤った認識で作成する方も少なくありません。
プレスリリースになり得る事柄、作成する際の注意点をまとめました。
Contents
プレスリリースの題材(テーマ)になりえる事柄
プレスリリースにはどのような題材を選ぶべきなのでしょうか。一般的には、新聞の記事やテレビのニュースとして、よく扱われている新鮮な(新しい)情報、例えば
- 新商品・新サービスなどの発売
- イベント、キャンペーンなどの開催
- 会社・団体・店舗などの開業、ウェブサイトなどの開設
- 新たな社会的な取り組み
- 社会(世間)や業界の動向を示すアンケート結果
といったテーマが考えられます。その他にもプレスリリースを発信する組織や、受け取る側のメディアの特性によって、
- 上場企業や有名企業ならば、役員人事、決算の報告
- 医療機関であれば、前例のない手術の成功報告
- 研究機関であれば、研究成果の報告
といった事柄も、ニュース価値を持つテーマとしてプレスリリースの題材になります。
プレスリリースにふさわしくない内容
どこにでもあるような商品やサービス、またはイベントなど、当たり前の内容はニュースや記事にはなりません。メディアの世界では、よくこんな表現をします。
人が犬に噛まれてもニュースにならないが、人が犬を噛んだらニュースになる。
しかし、いくら斬新な事柄でも社会のニーズや人々の関心がなければ、ニュースにはなりえません。端的に言えば、ニュースとは今の社会の人々が知るべき・知りたい情報のことです。これら要素が入っていないプレスリリースでは、メディアとしても取り上げようがありません。
常日ごろから、新聞記事やテレビニュースに目を通し、今、何がニュースになっているかを知っておくこと、人々が何を望んでいるかを押えておくことは非常に大事です。
プレスリリースを書くときのチェック項目
プレスリリースを作成する際のチェックポイントを以下に列挙してみます。
- プレスリリースの形式に則っているか
- 情報が過不足なく整理されているか
- 宣伝チラシや広告のように発信者の都合のいい内容になっていないか
- 内容・数字(データ)に信憑性があるか
- 内容が専門的過ぎないか
- プレスリリース(報道発表)としてふさわしいテーマか
- ニュース価値があるか など
上記の条件を満たしたリリースは、メディアが好意的かつ興味を持って目を通してくれます。
プレスリリースは、読みやすさ・端的さが特に求められる資料です。いくら価値ある内容でも一読してよく理解できない書き方をしているものや要点を外しているものは、一瞬にしてふるい落とされます。16歳の人(義務教育を修了した人)が理解できる内容に落とし込むことが望ましいといわれますので、書き方や表現には十分な配慮が必要です。
弊社ライトスタッフでは、プレスリリースに関するアドバイスやプレスリリース作成もサービスとして提供しております。広報活動またはプレスリリース作成の外部支援をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。