【14】ライターとして生き抜くための勉強術
開催データ
名称: | 第14回 関西ライター勉強会 |
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日時: | 2009年6月26日(金) 18:45~21:00 |
テーマ: | 「ライターとして生き抜くための勉強術」 |
講師: | 柚木崎寿久(ゆきざき・かずひさ)氏 |
対象: | ライター |
場所: | メビック扇町 コラボレーション 大阪市北区南扇町6-28 水道局扇町庁舎2F |
勉強会概要
オフィスゆきざきの柚木崎寿久氏は、20年前、念願だったライターになったとき、3つの誓いを立てました。(1)締切りを守る。(2)報酬額でもめない。(3)来た仕事は拒まない。「大好きな文筆でお金を稼げる」同氏にとってこれ以上の贅沢はなかったと言います。3つの誓いを実行しながら力をつけてゆき、この不況を物ともせず充実した文筆活動を送る同氏に、ライターとして生き抜くための勉強術を講義いただきました。
出版社や広告制作会社から仕事の発注をもらうには、自分の存在を知らしめる積極的な営業活動が欠かせません。そして継続的に発注してもらうためには、発注者の需要を充たす人材(専門分野を持つ・仕事が早い・人脈が広い等)になることが求められます。また、幅広く仕事に対応するために、本、雑誌、新聞はもとより、チラシやパンフレット、そして報告書などありとあらゆる書物に目を通し、多種多様な文体に触れ、“感覚を養う”という地道な努力も欠かせないと同氏は言います。そのほか、日々の健康管理、発注者とのコミュニケーションの大切さ、未来を見据えて今を過ごすなど、ライターとしての心がけもお話いただきました。
365日、晩酌を欠かさないと話す柚木崎氏ですが、飲酒時に文筆はしないと決めています。「アルコールが入った状態で書けるほど自分は優れた文筆家ではない」と同氏が語るように謙虚で前向きに文筆に取り組みながら、ライターとして、そして人としてレベルアップしてゆきたいものです。少々大げさですが、良きライターになるということは、良き人生を過ごすことかも知れません。
講師紹介
柚木崎寿久(ゆきざき・かずひさ)氏
クリエイティブユニット「オフィスゆきざき」代表。90年、キャッチフレーズコンテストで仲畑貴志氏(現東京コピーライターズクラブ会長、宣伝会議コピーライター要請講座校長)に認められたのを機にフリーランスライターに。以後、広告・出版・映像の各分野で活動を展開。06年、就職をテーマにした『地方マスコミ就職ナビ2008』(メディアファクトリー)を上梓。今年5月発売の『モノレールガールズ』(メディアファクトリー)では取材・構成を手がける。