【32】ライティングに欠かせない法律の基礎知識
開催データ
名称: | 第32回 関西ライター勉強会 |
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日時: | 2011年4月1日(金) 18:45~21:00 |
テーマ: | 「ライティングに欠かせない法律の基礎知識」 |
講師: | 岡田晃朝(おかだ・あきとも)氏 |
対象: | ライター |
場所: | 大阪産業創造館6F 会議室C 大阪市中央区本町1-4-5 |
勉強会概要
著作権・肖像権・薬事などに関する法知識は、ライティングをするうえで常に付きまといます。「最低限の知識がなければ、プロとして示しがつかない」と思いつつも、これらを学ぶ取っ掛かりがつかめないというのが現実ではないでしょうか。そこで今回は、ライターとして「これだけは押さえておきたい」という法律の基礎知識を、あさがお法律事務所の弁護士・岡田晃朝氏に講義いただきました。
出版社、広告代理店、制作会社からの仕事の発注の場合、ライティングに関する法的な責任をライターが追及されることはありません。しかし、ライティングをする上で法的な知識を要求されることはあります。また、発注者が著作権や肖像権等に無頓着な一般の企業で、制作物を丸投げしてきた場合、法的責任は受注者であるライターに掛かってくることは十分に考えられます。ライターを取り巻く法律を紹介いただくともに、例を交えながら各法律の内容を科学的に解説いただきました。
岡田氏は、大学法学部を卒業後、企業の法務部を経て、30半ばで弁護士になりました。貯金のほとんどを授業料に費やしたロースクール時代には、一日の食費が100円という極貧生活を体験。そこまでして弁護士になったのは、庶民が気軽に法律相談できる場をつくり、庶民の権利を守りたいという思いから。“超庶民派”を自称することだけあって、難しくなりがちな話を、平易にお話いただき、受講者が気兼ねなく質問できるなごやかな雰囲気となりました。
世の中は、言わば「法律」と「義理人情」で成り立っているとも言えます。厳密に言うと違法であっても良しとする“グレーゾーン”が大半を占めるのも事実です。そのグレーゾーンを熟知しながら、ライターとしての自分の権利を守れるだけの知識を身につけておく、プロとしてのわきまえではないでしょうか。
講師紹介
岡田晃朝(おかだ・あきとも)氏
1973年 大阪府生まれ。20社以上のアルバイトを経て、株式会社リーブ21、株式会社ダスキン法務部にて、零細企業(加盟店・店舗レベル)から大企業(本部)までの法務業務全般を担当。脱サラし2008年に司法試験合格。これまでの勤務経験を生かし、今までに無い現場の実情に対応した弁護士を目指し「あさがお法律事務所」を2011年に設立。訴訟だけでなく交渉や会社の予防法務対応、法文書や契約書の作成、セミナーや大学での講師等、新しい形の法律サービスの提供を模索しながら活動中。西宮市在住。
★あさがお法律事務所